トルクメニスタンは知ってる人に言わせれば「中央アジアの北朝鮮」らしい。行く前に参考にしたのはこれらのサイト:
基礎知識(2013年5月現在)
実はトルクメニスタンはまともに行くと高い。観光ビザを取るのがかなり難しいからだ。日本の旅行代理店を通じて現地の旅行代理店にツアーを組んでもらい、それを向こうの外務省に提出し、許可が下りたらビザが出る。当然、お金もかかる。一人で1週間だと10万円ぐらい(入国から出国まで、すべてコミコミで)。
抜け道もあって、トランジットビザ(通過ビザ)なら割と簡単に出るらしい。
だけど一番の問題は、大使館が日本にない。一番近いのは北京のトルクメニスタン大使館。ウェブページを見たら、ちゃんとトランジットビザのことも書いてある。急ぎに急いでもらって40ドル+手数料15ドル払って、5営業日かかるらしい。
それぐらいで済むならいいな、ネット上で申請できるとなおいいな、と思って大使館にメールした。そしたら、意外とすぐに返事が返ってきた。北京のトルクメニスタン大使館でトランジットビザを申請する場合は、以下の書類がいるらしいよ。
北京のトルクメニスタン大使館でトランジットビザ申請に必要な書類:
- 有効なパスポート(原本とコピー)
- トルクメニスタン入国前および出国後の国のビザ
- 3センチ×4センチのカラー写真1枚
- ビザ申請書
- 健康状態を証明する書類
更に詳しい情報はウェブサイトをご確認ください。http://www.turkmenembassy.cn/
勤め人にはトルクメニスタンに行くために北京で3営業日も待つのはつらい。休みが取れない。近隣諸国でも取れるらしいけど、10~14日かかるなんてもっと無理!
何とか方法はないものか…と調べていたら、やっぱり方法はあるもので、wikitravel(英)のMashadの項目にあった。そこで仲介してくれる人がいるらしい。
やっぱり周辺国のビザが必要だそう。中でも取得しやすいのはイランらしい。今年もイランに行くことになった。
周辺国のビザ取得
ウズベキスタンビザ
5月下旬、ゴールデンウィークのアメリカ旅行から帰ってきた余韻が残る頃に、ウズベキスタンビザを取る準備をした。関東圏以外の人には時間はかかるけど、安いし簡単。上にあるリンクからフォームに入力して、できた書類を印刷、写真を貼って、ビザ手数料2000円を振り込む。
- パスポート(原本)
- パスポートコピー
- 入力、印刷したフォーム
- カラー写真1枚(3.5センチx4.5センチ、上記フォームに貼る)
- 振り込み明細のコピー
- クロネコヤマトの着払い伝票
3週間弱待ったら、ビザとともにパスポートが帰ってきた。割と柔軟に対応してくれた。しかも観光パンフレットまでつけてくれた。ウズベキスタン、好きになっちゃうかも。もっと長くいちゃうかも。
イランビザ
イランビザは去年の経験上、取得準備ができるまでに時間がかかるので、上のウズベキスタンビザ取得と同時並行して進めた。去年調べて底値だったkey2persiaは連絡してもなしのつぶてだったので、適当に検索して見つけたIranianvisa.comというサイトを使った。そしたら、去年使ったLovely Iran(旅行代理店)のページだった。担当者まで同じで、反応も早く、やっぱり信頼が置ける。少し高いけど。
去年も使ったからか、今回はタイにいる代理人に送金しなくても、テヘランについてから払えばいいらしい。49ドル、171万5千リアル。
6月に申請したビザを8月に入国してから払えばいいなんて、完全な信用商売だ。レートも今のを適用してくれるらしい。だけど、通貨リアルが下落し続けている今、もしかしたら損をするんじゃないか。しかも調べてみたら、適用されてるのは非公式レートだ。
イランに送金できないんだから、仕方ない。いずれにせよ、今の公式レートより安かろう。
Vali's Homestay
イラン北東部の街、マシュハドにいるValiさんというホテルのオーナーはトルクメニスタンビザ代行もしてくれるらしい。5月下旬に連絡を取ったところ、「ウズベクビザとイランビザを取ってから、必要書類を記入して添付ファイルで送ってね」
とすぐに返信が来た。信頼のおける人だ。
上記のとおり、周辺国のビザは取った。ので、さっそく必要書類を整えて、7月中旬、改めてValiさんにメールをした。
「ルールが変わった。代理申請はできなくなったので、イラン入国後に同様の書類を持って大使館に行ってください」
とのこと。ああ、なんてこと! 中央アジアはルールが変わりやすいとは聞いていたものの、直前でルールが変わるなんて。これならさっさとビザだけ取っておけばよかった。
後悔先に立たず。テヘランでビザ申請することとあいなった。
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