そもそも観光ビザという概念がなく、観光で行くにはサウジアラビア航空や日本の旅行会社などのツアーを予約して行かないといけない。結構高くてヨルダンと合わせて11日間で40~50万円もする。
ツアー以外で行こうとすると、ムスリムになって巡礼ビザを取得するか、そういう仕事について商用ビザで行くかしかない。あと、東京のアラブ・イスラーム学院の修学旅行でも行けた気がする。
近年、日本人で個人的にビザを取得できた人の話は以下の運び屋さんしか見当たらない。かつてはイエメンから陸路で抜けるためのビザを出していた時期があったらしい。
ぼくも何とかして取れないかと調べているのだけど、難しそう。そもそも18時間以上トランジットのあるフライトがなかなかない。スーダンのハルツーム行きはそれに該当するらしいが、そもそもスーダンビザが取りづらい(これは日本では取りづらいからカイロで取るものらしい)。
一度、サウジアラビア大使館に電話して聞いた。ダンマンからバーレーンに抜けたいのだけど、なんとかならないか、と。バーレーンまでのフライトを買ってください、と電話口の日本人女性ににべもなく返された。
しかしネットは広いもの。調べたらアメリカ人でサウジアラビアのトランジットビザを成功法で入手した人がいた! 以下抄訳。
今回の旅行ではサウジアラビアのジェッダで23時間滞在する必要があった。ルールではサウジアラビアでは18時間以内の滞在にはビザはいらない(その上、空港から出られない)。サウジアラビア航空はビザがないと乗せてくれない上に制限付きチケットだと払い戻しもないと明示してある。ビザがなければ今回の旅行はなくなる上に、お金も返ってこない。
前例を頼りにトランジットビザを申請することにした。
- Enjaz Onlineで申請する
申請して10ドル50セントを払えば、これで申請できあがる。
- ビザ申請フォームを印刷する
- ワシントンのサウジアラビア大使館か地元のサウジアラビア領事館に行く/連絡する
ぼくはワシントンの大使館に行った。並んでいる人はいなかったが、いくつかの質問を受けた。
「なぜサウジアラビアを通過する必要があるのか?」
「ジェッダ経由のサウジアラビア航空のチケットが安かったからです」
Enjazの申請書と航空券の写し、ホテルの予約の証拠などを提出した。
その後、彼はピンク色のレシートをパスポートにつけて、半券をもぎ取り、残りをぼくに渡し、翌週来るように、と言った。
- ビザを受け取る
かかった費用は0ドルだった。
元記事: How to Obtain a Saudi Arabian Transit Visa By Matthew Klint
追記
EnjazにはSponsorshipを書く欄がある。そこは「n/a」としておけばよいらしい。
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